2019.08.10 10:44期日限定先日、剣術の太白について、真っ向から左へ捌いて八相から打ち下ろす時の、捌いた位置についての話を聞きました。捌いた時に、打太刀が動きを追って刀を返してくるかもしれない。捌いた時には打太刀の剣の返しができにくい位置に捌くことですが、、それは言葉で説明しにくいので、そこで、わたくしの過去の棒術の動画が参考になると思います。その為に期日を持って公開することにしました。突き返し留め について横に捌いた時は、剣の返しをさせない為に、肘を押さえる位置に捌きます。捌いている位置を確認して下さい。これが剣を持っても同じだと思ってましたが、太白では、それ以上の動きと体捌きが求められていることになります。おそらく、柔術では、2段を取得したものが教わって納得いく形ではないかと...
2019.08.06 10:58腰腰を入れることで勘違いしないでほしいのは、腰を回すことではないことです。ややこしいですが、腰を入れることは、もうひとつ表現があって、腰を斬るという表現もします。この腰を斬る(腰を入れる)という言葉は昔から様々な武術で言われてきていることです。刀で物を斬る為には腕で斬るのではなく、腰で斬ることが大事だと伝えられています。また柔術の突きも同じです。そのため稽古では刀を置いて、腰を入れて突くことを身体動作の確認のために行なってもらってます。構えた時は腰に溜めを作っている状態です。当たる瞬間に合わせて腰を入れます。下半身に上半身の重さが一気にかかるように突き出せると拳もしくは剣先に体重が乗って斬れることになります。 まずは、身体の感覚を掴めるようにすることが大...
2019.08.03 11:05入り口武道の定義自らの身を守り敵を倒すための技術に由来し、日本における伝統を有しつつその歴史の中で培ってきた文化性を内在しながら、現代日本においては人間形成を目的とした戦技的な運動文化のことを言う。 ( 日本武道協議会 より引用)わたしたちの稽古する居合は、戦技的な運動文化なのです。戦技とは何か?戦闘行為に直ちに必要になる技のことです。それを具体的にするために、試し斬りや組太刀を行なっています。技だけではなくて、理も必要です。その理として最初に学なばければいけないことが「先(せん)」の考え方です。この理を知ることが武道への入り口になると思います。文献を参照しながら説明しますのでこれからの稽古に役立て欲しいと願います。 先とは自分から仕掛け...
2019.08.02 11:29雨垂れ石を穿ついまから約370年程前に、宮本武蔵が剣術の奥義をまとめた五輪書の一節を紹介します。一、身のかかりの事 身のなり、顔は、うつむかず、余りあをのかず、かたはささづ、ひづまず、胸を出さずして腹を出し、こしをかがめず、ひざを かためず、はたばり広く見する也。常往兵法の身、兵法常の身と云う事、能々吟味あるべし。剣の構えの姿勢が書かれています。情報過多な現代社会では様々な情報が行き交っていていてひとつのことを調べようとすると、たくさんの人がたくさんのことを書いているので困惑させられます。まずはモトを知るべきだと思います。そして、百足伝ではとにかくに本を勤めよ 末々はついに治さむるものと知るべしでは。、
2019.08.01 12:50道しるべ體と太刀と一致に成りてまん丸に心も丸きこれぞ一圓意味を考えてくれましたか?『體』…身体の能力、『太刀』…技術、経験、『心』…精神力、心の強さ、稽古を積み重ねて、身体の能力の向上と共に技術も経験として得れるようになった時に心も同じように得ることができることだと解釈します。どれかひとつだけを集中して稽古するのではありません。この三つのことをバランスよく稽古を行っていきます。上手くバランスが取れた時には最高の才能を発揮する事が出来るのです。拡大解釈かもしれませんが、現代も当てはまることがあるかと思います。