以前、歩くことについて書きました。再テーマになります。歩くことについて稽古以外での取りくみとして、休日には、二本歯の高下駄を履いて歩くようにしました。
下駄を履いての利点は、地面を蹴って歩くと、かかとが上下してペタペタと音がして歩きづらいので、必然的に擦り足気味に歩くようになります。鼻緒のおかげで、歩くたびに足の指も働かせることで、重心がどこにあるのかという感覚も得れます。さらに足裏の感覚が増してきます。
日本の武道は日常的な生活習慣からもたらされたものであったはずです。そのあたりを考えて身体の動を観察してください。生活様式がいかに身体に影響を与えているのか分かるはずです。
着物と履物の生活を送るだけでも、多くの気づきが得れます。武道は日本人が育んできた文化の智慧のひとつですので、武道を理解していくには日本の文化に触れることが大切だと感じてます。稽古は日常とは切り離さずに、日常でも活かせる身体の動きを見つけてください。
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