昨日からの続きですが、手首で刀を振らないためには腕を一対で使うことです。まず、柔術で説明します。技を掛けた時や、受けた時に上手くいかずに相手に力負けしてまう事がよくあります。その原因としては腕が折れ曲がってしまっていることにあります。それは相手に力が伝わらず、技も効かない結果を招いてるのです。そのために 「腕(かいな)をかえす」ということを教わります。これが説明が難しいので、解剖学的な話になりますが、腕が折れ曲がるのは、腕の前面に力を入れていることになります。折れない腕にするためには、腕の外側側面の筋肉を使う意識が必要です。腕の外側側面の筋肉を使うと、この部分が強靭な筋肉の板になり、腕に芯が入った感じになります。このことが「腕(かいな)をかえす」という状態です。この意識が持てるようになったら腕を一対にして使うことが出来て手首で刀を振らなくなります。よく分からない方には稽古場でご説明を致します。
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