物理

数学的な発想になりますが、武術の動きを、作用点・支点・力点に置き換えて考えると分かり易くなります。刀を振る時に、手首を支点にしている方がいます。手首は作用点であって力を伝えるところです。その理解が出来てないと、手首をコネてしまい怪我の原因にもなりかねませんし、斬るということも出来ません。分かりやすく例えるなら映画館などの重い扉を想像して下さい。腕の力だけでは開けるのは容易ではないです。そこで、全身の体重をかけて開けたりしてませんか?この全身の体重をかけて押し開ける動作は、全身の重さを、扉にかけた手に伝えているわけです。体のある点を支点に、手を作用点にしています。日常でも何気なく行なっている動作なのですが、物があると物に囚われて肝心なことを忘れてしまいます。体術を稽古することで力の伝わり方を学んで欲しいと思います。

kyoto Martial art

learn Japanese culture through the martial arts

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