初心

百足伝は40首あります。全部を通して詠むことはオススメしません。稽古を行なっていく段階で自身の心境にあう詠を選んでみてください。理解が深まると思います。そこで、武道の稽古を始められたばかりの方に、分かりやすい詠を選んでみました。

一、わけ登る 麓の道は 多けれど 同じ雲井の 月をこそ見れ 

一、長短を 論することを さて置て 己が心の 利剣にて斬れ

一、麓なる 一本の花を 知り顔に 奥もまだ見ぬ 三芳野の春

一、稽古には 清水の末の 細々と 絶えず流るる 心こそよき

分かりやすく現代風に解釈してみます。情報過多な社会で、情報を手に入れて長短を論じてみても、道は一つしかない。自身が信じたことには疑わず稽古に励むべきである。ひとつ出来たことに慢心せずに、稽古を絶えず続ける心が大切。わたくしなりの解釈ですが、これから稽古を続けいくためのアドバイスとして受けとって頂けたらと思います。

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