毎年、7月2日頃は、農作業と照らし合わせた季節の目安となっているようです。農作業を行う農家にとっては大事な節目の日で、この日までに農作業を終えないと、この日は天から毒気が降ると言われ、井戸に蓋をして毒気を防いだり、またこの日に採った野菜は食べてはいけないとされたりする日のようです。
三重県の熊野地方や志摩地方の沿岸部などでは、ハンゲという妖怪が徘徊するとされていて、この時期に農作業を行うことに対する戒めともなっているようです。
こんな話しを聞かされると、文化は、語り継いで行くことで受け継れるものだと感じます。そして百足伝の最後には、
「兵法は 君と親との 為なるを 我身の芸と 思ふはかなさ」
原文をそのまま解釈してしまうと、わたしが意図することと異なりますが、なんとなくそうなんだなぁと思います。
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